「ギックリ腰なら安静に」は間違い

「ギックリ腰を起こしたのでコルセットを着けて安静に」

腰痛対策でよく聞く言葉ですが、
実は、これが腰痛をさらに悪化させています。

ぎっくり腰に関しては、ベッドなどで横になるのは長くても2日間まで。

西欧諸国の多くの腰痛診療ガイドラインでは
「2日を超えるベッド上での安静は支持すべきでない」とされています。


ギックリ腰で医療施設を受診した勤労者のうち、
「安静を指導された群」は、

「活動してよいと指導された群」の3倍以上再発リスクが高く、
再発回数が多く、慢性腰痛に陥りやすいという結果があります。

腰痛にとって、安静は好ましくないようです。


安静がよくないのは、腰を支える筋肉が衰え、
脊椎や背筋を含む運動器の柔軟性が落ち、
血流が悪くなって疲労を促進させる発痛物質が増えるからです。

さらには、腰痛を常に意識して動くために、
かえって腰痛への不安や恐怖が強くなり、脳の機能に不具合を生じ、
脳が持つ痛みを和らげる働きが妨げられます。

また、痛み止めの薬も、避けたがる人は多いですが、
短期間だけ使って、できるだけ普段通りにする方がいいです。

活動的であるほど、腰痛は気にならなくなるものです。


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